<5年ぶりの開催について>

2019年の10回記念開催から5年ぶりに『KRF』復活開催します。

2009年に立ち上げたKRF’09の初開催から、2011年の東日本大震災を経て、周囲の皆様の圧倒的な熱量のおかげで奇跡的に復帰開催となったKRF‘12、そこから毎年一歩一歩皆様と歩んできた当フェス、2019年の10th記念開催で『higher』と掲げ、『KRFのさらなる高み』を皆様とお約束して一応のひと区切りとしました。
次なるステージを模索しつつあった2020年でしたが、世界的なコロナショックにより、その後3年間、当事業は開催見送りという形にさせて頂いておりました。私たち地元地域、あるいは組織事情にも多様な変化がありましたが、その間も復活開催を見込みながら着実に準備を進めておりました。そして今回の2024年度開催となります。

<大船渡開催について>

私たちの地元地域には『気仙郡』という地域概念があります。大船渡市・陸前高田市・住田町・三陸町の近隣2市2町(現在三陸町は大船渡市と合併)の地域概念で、古くは奈良時代に遡ります。
2008年に大船渡市で開催した『OFUNATO ROCK FESTIVAL』から、枠組みを『気仙』に拡大して開催したのが『KESEN ROCK FESTIVAL』です。元々のKRFは文字通り、大船渡・陸前高田・住田をそれぞれ街フェス、海フェス、山フェスというスタイルで構築し、毎年各地を巡って開催しようという計画でした。
それが2011年のあの大震災により壊滅的な被害を受けた地元地域では実現できず、結果的に毎年種山での開催を続けてきました。10回記念開催をひと区切りとして、次に目指した『ステージ』というのは、10年という期間で復興が進んだ大船渡・陸前高田での開催、ここにありました。
コロナショックという想定外の休止期間がありましたが、2024年、当初の計画に立ち返り、『KESEN ROCK FESTIVAL‘24 in OFUNATO』を開催いたします。

<能登半島地震支援について>

2024年1月、突然日本中を暗い気持ちに落とした大震災について、私たちは色々と考えました。今なお考えています。私たちもまた東日本大震災の被害を直に経験しています。あの時のことは、心に刻まれ、意識に反映され、まわりにシェアされ、今も生きて続けています。そんな私たちにできることは何か。今回KRF復活開催に至る大きな決断材料でもあります。

私たちはKRF‘24をもって能登半島地震被害に対し、全面的に支援していきます。